いろいろな人、いろいろなタイプの良心を探りながら、自分の良心の成長を模索する。

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韓国の友だち 3

 成均館大学のコーラス部の「麦畑」の歌声は私の心の琴線に触れ、何か温かい思いと同時に「よしやるぞ!」という希望を持って生きるという原始的なエネルギーを私に与えた。街なかの焼肉屋さんで誰とも知らないただ偶然席をともにした人々に、気分がいいから練習に練習を重ねた自分たちの歌声を聞かせたいという粋な思いに私がほだされたのか、語学堂に通い始めるという新しい環境に不安を感じていたからなのか、理由はよくわからないが、サプライズな美しいコーラスの歌声は私をとても興奮させたのだった。
 音楽会と共にお開きという感じになり、友人と私は席を立った。停電はなおったのかどうかわからなかったが家に向かった。
 コシオンはまだ停電中だった。私は毎日たくさん出る宿題を一つも終えていなかった。どうしようかと困っていると、友だちがどこからかろうそくを持って来て、これで屋上で勉強したらいいという。暑い中冷房も聞かないので部屋にはいられない。
 二人はろうそくを持って屋上に上がり、ろうそくの火の下で韓国のことわざや故事成語の穴あき問題を解いていき、そして暗記した。横で友だちは
「それ違う」
「こんな難しいことを勉強するの」
「こんな言葉あんまり使わない」
と好き勝手なことを時折コメントしつつ、その横で私はもくもくと暗記した。
 焼肉屋さんでいっぺんに仲良くなってしまった私たちはそれからずっと、長い付き合いを始めるようになるのだ。彼女がワールドカップの時にも「私の味方」になってくれたチャンスクだ。
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Author:heban
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