いろいろな人、いろいろなタイプの良心を探りながら、自分の良心の成長を模索する。

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韓流について 3

 「冬ソナ」は韓国では2002年1月から3月までKBSで放映されていた。当時私は、ソウルにあるプロマックス(現在資本の出資元が変わり社名も変更)という会社の日本語翻訳チームで仕事をしていた。その会社は日本で流行っていたプリクラを初めてソウルの明洞に設置した会社で、そこから得た収入や人脈を多方面に活用していた。その一つに韓国のテレビ放送局のKBSもあった。日本語翻訳チームは会社が主流にしていたゲームに関しての翻訳より、このKBSコンテンツの翻訳が主業務だった。
 日本のNTTドコモが携帯電話で提供しているコンテンツ中の海外部門に韓国KBSのチャンネルがあった。当時KBSの提供コンテンツは主にビジネスマン向けの経済ニュースが主流だったが、そこにだんだんとKBSの放送コンテンツ、たとえばドラマや歌番組、バラエティなどの放映内容が入るようになった。ミュージックバンク(KBSの歌番組)やギャクコンサート(お笑い番組)などだ。そして冬ソナも現地での放送後2週間ほどの作業時間をおいて日本でもアップされるようになった。
 当時は原題そのままの「冬の恋歌」と訳していた。その頃のKBSコンテンツの会員は3000名ほどいたが、大部分がビジネスマンであるなかで、「冬の恋歌」と「ミュージックバンク」の提供が始まると少しずつ一般の会員が伸び始めた。そして質問コーナーには「ドラマに出て来るポラリスというネックレスはどこへいったら手に入るでしょうか?」というような具体的な質問まで届くようになった。
 ペ・ヨンジュンはそれまで韓国でもそれほど知名度の高い俳優ではなかったが、このドラマで一躍時の人になった。そういう韓国でのフィーバーぶりを知っている日本人がメールをくれたのだと思うが、この携帯電話の小さなKBSコンテンツから「冬の恋歌」の情報を日本で得ようとしていることに私は驚きと同時にやりがいを感じた。
 私も韓国の一般視聴者にもれず、毎週「冬の恋歌」を見て感動していた。「何て純粋な恋なんだろうか。男女の恋愛関係で相手のために自ら身を引き他の異性に引き渡す、なんとことがあるんだろうか?」と私としては軽くショックを受けたものだった。私はその頃韓国の友だち3人と共同生活していたので、その友人に聞いた。
「韓国人は好きな異性をその人のためだと考えると、自分は身を引き他の人へ恋人を送り出すことがあるのか?」と聞いた。
 するとその友だちはあっけらかんとして
「そんなのドラマの中だけね」と言った。
 なんだそんなものかと納得したが、やはりその発想自体には新鮮な感動を覚えていた。
(続く)
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Author:heban
東京都出身
43歳

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